とやま建装職人の外山孝行です。

 

塗装できない、塗料の密着しないコーキング材、シリコンコーキングの続きを書いていきます。

 

 

前回書いたように、シリコンコーキングは塗料が密着しないため、塗装工事の天敵です。

 

しかし、シリコンコーキングは前回書いたように扱いやすいため、様々な箇所で施工されていることがあります。

 

 

 

写真のように、塗り替え、塗装をする個所にシリコンコーキングが施工してあった場合、コーキングを撤去する必要があります。

 

少し切るくらいではシリコンの成分が残るため、しっかりとることが望ましいですが、これがかなりの手間になります。

 

 

 

また、施工箇所によっては撤去しづらい、またほかを傷つけてしまう恐れがあるために撤去できないこともあります。

 

そういった場合は、専用のプライマーを塗布し、シリコンの成分を止めます。

 

 

このようにシリコンコーキングは塗り替え、塗装工事において邪魔な存在です。

 

 

しかし前回書いたように扱いやすいこと、また外壁より先にコーキングの傷みが出やすいことから、応急処置としてご自身でこのシリコンコーキングでの補修される方もいらっしゃいます。

業者でも、知識がないのか安く済ませたいのか、施工されている建物もあります。

 

いずれ塗装するであろう場所には使用されないことをおすすめします。

 

シリコンコーキングは耐久性、耐水性ともに優れています。

あくまでも塗装との相性がよくないという、お話でした。

 

 

 

 

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